迷子のインコを保護したらどうしたらいい?保護したらするべき3つのこと
迷子のインコを保護したけど、どうしたらいいのか分からないという状況に直面した方もいるでしょう。
まず何を優先するべきか、どこに届け出ればいいのかなど、インコを保護したらするべきことを知りたいですよね。
この記事では、インコを保護したらすべき3つのことを、を分かりやすく解説します。
迷子インコを保護したらどうしたらいいの?
インコは野鳥と違いカラフルで目立つことや、人に懐いていることが多いことから、保護される方もいらっしゃると思います。
しかし、インコを保護したのはいいけれど、どこに連絡をすればいいのか、どこに預ければいいのか悩んでしまいますよね。
ここでは、インコを保護したらするべきことを分かりやすく紹介します。
インコと思われる小鳥がベランダにいたので保護したんだけど、どうしたらいいのか分からないんです。
野鳥ではなく飼い鳥を保護した場合、まずは小鳥の安全を確保しましょう。
①インコの安全を確保しよう
- インコが逃げない様かごに入れる
- エサと水を与える
- 室温を25~30度で保温する
- 異常があればインコを診ることのできる動物病院を受診する
インコを逃げない様かごに入れる
まずは保護したインコが逃げてしまわない様、鳥かごなどに入れます。
保護した方の中には、鳥かごを所持していないという方も多いと思います。
ホームセンターやペットショップなどで販売されている、キャリーケース(移動用などの簡易な鳥かご)の購入をおすすめします。
また、弱っているなどして動けない場合は、ゆとりのある大きさのプラスチックケースでも構いません。
小動物用のキャリーケースなら、お値段もお手頃価格で購入できます。
きちんとしたケージを買うのは少し勇気がいるので、助かります。
エサと水を与える
迷子のインコは、空腹で弱っている場合が多いため、エサと水を与えましょう。
インコのエサは、ホームセンターやペットショップで販売されている「インコ用のエサ」と記載のあるものを選びましょう。
インコのエサは、ヒエやキビ、アワなどの種子類をブレンドしたシードというものが一般的です。
水は水道水で構いません。
迷子インコは腹ペコ状態が多いです。手元にインコ用のエサがないときは、リンゴや小松菜、砕いた生米(炊いたご飯はダメ)を与えて、急いでインコ用のエサを買いに行こう。
与えてはいけないものもあるので、僕のような初心者はインコ用のエサをあげるのが無難ですね。
室温を25~30度で保温する
インコはもともと熱帯地方で生息している個体が多いため、寒さを苦手とします。
また、迷子インコは弱っていることも多いため、室温を25~30度ほどにして保温します。
インコは寒がっていると、羽を膨らませてじっとしている行動が見られます。
逆に暑がっている場合は、わきを広げてハァハァと開口呼吸をするなどの行動が見られます。
インコの保温は、暖かい空気を吸わせる必要があるため、カイロや湯たんぽよりも、エアコンやファンヒーターなどで空気を温める方が良いでしょう。
できれば、インコ用の保温電球の使用がベストです。
空気をあったかくする保温が必要なんですね。
健康な成鳥であれば、もう少し低い温度でも良いですが、迷子のインコは弱っている可能性が高いので、しっかりした保温をおすすめします。
異常があれば動物病院を受診する
インコがケガをしていたり、明らかに弱っている場合は、動物病院を受診しましょう。
どこの動物病院でもインコの診察に対応しているわけではないため、事前にインコの診察に対応しているか確認をとると安心です。
また、動物病院でかかった費用は、保護した方が支払う形になります。
保護したインコの飼育用品や動物病院にかかる費用は、保護した方の自己負担になります。
全額自己負担・・・迷子インコは保護した方がいいんですか?
飼育されていたインコは、日本の気候に慣れていなかったり、エサを自分で確保することができなかったりする、カラスや猫など外敵が多いなどの理由から、野生で生きていける確率は極めて低いといえるでしょう。
迷子インコは保護する一択ですね!迷っている場合じゃない!!
②警察に届け出る
インコの安全が確保できたら、次は最寄りの警察署へ届け出をしましょう。
飼い主さんが探していて、警察に迷子届を出している可能性があります。
インコは警察署で預かってくれる場合と、そうでない場合があります。
警察に届け出をしてから3カ月か過ぎると、所有権が保護した方に移譲されます。
自分では飼えない環境の場合は、ペットショップや動物病院、レスキュー団体などへ相談する、インコを飼える友人や知人を探す、インターネットなどで預かったり里親になったりできる人を探しましょう。
保護したインコをすぐに飼うことはできないんですか?
法律違反になることはないと思いますが、探している飼い主さんがいるかもしれないので、3カ月間は元の飼い主を探してあげるのがベストです。
所有権が自分に渡ったのち、インコを引き取りたいと考えている方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
③情報を拡散して飼い主を探す
警察に届け出を出した後は、情報を拡散して飼い主さんを探しましょう。
情報の拡散にはエックス(旧ツイッター)などのSNSや、貼り紙を作って近所に貼らせてもらう方法が有力です。
保護インコの情報として、以下の項目を書いておくと分かりやすくおすすめです。
- インコの写真
- 迷子の鳥を保護した旨
- 保護した場所、日時
- インコの種類(わかる範囲で)
- インコの特徴(カラーや模様、人に懐いているなど)
- 警察へ届け出済なこと
- 連絡先
保護したインコの写真や動画を載せることで、より判別がつきやすくなります。
できる限り元の飼い主さんが見つかるよう、努力したいですね!
インコは飛ぶことができるので、迷子になったら見つかる確率は高くありません。
そのため、インコを保護したということは、とても貴重で大切なことなのです!
インコを保護したらするべき3つのことまとめ
- インコの安全を確保する
- 警察に届け出る
- 情報を拡散して飼い主を探す
現在、インコを飼う方が増える一方で、逃がしてしまう事故も相次いで報告されています。
もし、飼われていたと思われる鳥を発見したら、保護してあげてください。
そして、できるだけ飼い主を探してあげることが大切です。