小鳥の火葬を実際におこなった体験談を紹介
先日大切に可愛がっていた文鳥を亡くしました。悲しみに暮れる中、火葬を選択しました。この記事では、実際に小鳥の火葬をした体験談を紹介します。
①火葬当日までの流れ
小鳥は遺体の腐敗が速いため、なるべく早く埋葬をしなければなりません。とても悲しくてなにもしたくないけれど、これだけはやらなくてはと思い、火葬場を探しました。我が家は田舎なため、対応できる葬儀社があるか不安でしたが、意外とあっさりみつかりました。どうやら全国各地に支社があるため、対応できる範囲が広いようです。
記載してある電話番号にかけると、火葬の種類や火葬にする動物の種類などを聞かれ、それに合わせて見積もりを出します。私が選んだのは訪問個別一任火葬です。火葬の種類など詳しいことは以下の記事を参考にしてください。
夏場ならその日のうちに火葬にするのがベストですが、冬場ということもあり、翌日に予約をとりました。
②火葬当日
私が依頼した火葬業者は、ペトリィ小さな家族のセレモニーです。小鳥の火葬も扱っているとのことで、依頼しました。指定の時間に、専用の高炉を積んだバンが家まで来てくれました。バンは宣伝の記入が一切なく、葬儀社の車だとは外見では全く分かりません。
到着すると、飼い主の住所や名前、火葬するペットの種類や名前など簡単な書類に記入をします。うちの場合は、立地的に敷地内で火葬にすることができました。できない場合は、火葬にできる場所まで移動しておこなうそうです。
ペットと一緒に燃やしてほしいもの(私は自分の毛髪をティッシュにくるんでお渡ししました)をスタッフに渡し、私は家の中で待機になります。一任火葬なので、ここで外に出てしまうと立会火葬扱いになってしまうそうです。立会火葬は金額が異なります。
家の中から車を見てみると、黒煙や音は感じられず、メラメラと揺れる空気だけが見えました。よその人が通りかかっても、火葬をしているとは分からないでしょう。
30分ほどで火葬が終わり返骨されました。スタッフの方から「きれいにお骨が残りましたので見てあげてください」と優しい声かけ。見てみると、頭がい骨、下のくちばし、首、足としっかりと小さいけれど文鳥であったとわかる骨がきれいに納められていました。
ペトリィでは骨壺、納骨袋のほかに、希望であれば遺骨を入れることのできるロケットキーホルダーがついてきます。私はロケットに遺骨の一部を入れてもらい、ネックレスにして愛用しています。その後、見積もり通りの金額を支払い、火葬は完了です。(ちなみに金額は1万6千400円)
③火葬を体験した感想
私は火葬を行ったのははじめてではないのですが、訪問火葬ははじめてでした。私の一番の感想は、訪問火葬は素晴らしいということです。なぜなら、悲しみに暮れて疲弊している中、火葬場まで行く気力がないことや、火葬中家の中で待てること、ペットを異動させなくて済むことなどです。訪問火葬であっても、合同火葬も行えるため合同火葬を希望する方も安心です。辛い心境の中での車の運転、公共交通機関に遺体を乗せることへの不安などもなく、安心して火葬を行うことができました。
今は遺骨になって側にいます。火葬にすることで、悲しみも少し落ち着きました。まだまだ立ち直るには時間がかかると思いますが、火葬にしてよかったと心から思います。