インコのヒナをお迎えしたら何をしたらいい?当日に用意する飼育グッズや注意点も紹介!
インコのお迎え当日は、これからはじまるインコとの生活にわくわくしますよね。
しかし、楽しみな一方でお迎え初日はどんな飼育グッズを用意するのかや、どんなお世話をしたらいいのか悩む方もいるかと思います。
インコのヒナはまだ体が弱いため、少し気を緩めるとすぐに体調を崩してしまいがちです。
この記事では、インコのヒナを迎えた初日の飼育方法や、注意点などを詳しく解説します。
この記事を読むと、インコのヒナをお迎えした初日の飼育方法が分かります。
お迎え初日に用意する飼育グッズ
インコをお迎えした日に必ず用意したい飼育グッズは、主に以下の通りです。
- プラスチックケース
- エサ(皮むき粟玉、ヒナ用パウダーフード)
- 保温電球
- 温度計
- ペットシート
- 小動物用のウッドペレット
- ブランケットや毛布
など
プラスチックケース
プラスチックケースは、ヒナのケージ代わりです。
まだ止まり木にとまることのできないヒナには、ケージ(鳥かご)はまだ必要がありません。
また、プラスチックケースの方が、保温もしっかりできてヒナの飼育に適しています。
ケージは、足の力がしっかりして、止まり木にとまれるようになってから移動させます。
プラスチックケースは値段もお手頃だし、保温性もケージより高いから、ぼくたちが生活するのに適してるんだ!
エサ
ヒナのエサは、むき粟玉とヒナ用のパウダーフードを、お湯で溶いて与えます。
皮むき粟玉やヒナ用のパウダーフードは、ペットショップやホームセンターなどで販売されています。
給餌用のスプーンやエサ入れも一緒に買っておくと便利ですよ。
保温電球
インコのヒナは、まだ自力で体温調節ができないので、温度が下がるとすぐに弱ってしまいます。
適温は約30度と高く、自然にこの温度を保つのは難しいため、必ず鳥または小動物用の保温電球を用意します。
夏場であっても室内を常に30度以上に保つのは難しいため、夏場のお迎えであっても必ず購入してください。
野生ではお母さんの温かい羽毛に包まれて生活しているよ!
保温電球は、成鳥になってからも使用するので、インコを飼ううえでのマストアイテムの一つです。
温度計
インコのヒナを飼育するうえで、注意したいのが温度管理です。
飼育ケースの中を常に30度にキープするためには、温度計を設置して、常に温度を把握できるようにしましょう。
夏場でも室内が30度以下になることは珍しくないため、気を抜かないように注意しましょう。
ペットシート・小動物用のウッドペレット
ヒナの糞は水っぽいことや、地べたにいるので糞を踏んで、体が汚れてしまいがちです。
飼育ケースの底にペットシーツを敷くことで、吸水性が高まり、ケース内を衛生的に保つことができます。
また、ペットシーツの上に小動物用のウッドペレットを敷くことで、体につく汚れを軽減する効果が期待できます。
敷材の素材で注意したいのが、ウッドチップです。
ウッドチップは粉が飛び散りやすく、ヒナが粉を吸ってしまい健康に良くないため、ペレット状になっているものがおすすめです。
ウッドペレットは、小動物用の敷材などとしてペットショップやホームセンターで販売されています。
はるは、ペットシーツとウッドペレットを同時に使っています。
糞の水気がヒナにつくのを軽減してくれるので、とても便利です。
ウッドペレットは、ぼくたちが口に入れても害のない、コーン素材などがおすすめ!
ブランケットや毛布
インコの巣は、暗い穴倉が多く、ヒナは親鳥のお腹の下で生活をします。
そのため、飼育ケースをブランケットや毛布で覆ってあげると、安心して休むことができます。
日中でも、ケースの半分を覆ってあげるとよいでしょう。
また、ブランケットや毛布を使用することで、保温性を高めることもできます。
ぼくたちにとって、暗くて狭い場所は安心できるんだよ!
保温を徹底する
生まれてから1年未満は、飼育ケースの中を30度以下にならないよう注意しましょう。
30度というと暑すぎるように感じますが、成鳥の体温は約40度と高いことや、熱帯地方に生息しているなどの理由から、インコのヒナにとって30度は決して高温ではありません。
ただし、暑がっている場合は温度を下げる必要性はあります。
インコは暑さを感じると、脇を広げ、ハァハァと開口呼吸をします。
このような行動が見られた際は、少し温度を下げて様子を見ましょう。
インコは人間とは違った生き物です。人間目線で考えすぎないように注意しましょう。
エサを与える
ヒナのうちは、基本的に朝、昼、夕の1日3回挿し餌(人間がエサを与える)をします。
時間帯によっては、その日の挿し餌が完了している場合もあるので、飼育員に確認をしておくと安心です。
仕事などで挿し餌をする時間が取れない人は、挿し餌を卒業している子をお迎えしましょう。
飼育員さんが挿し餌をしてくれていれば、卒業していても飼い主さんにちゃんと懐くよ!
お迎え初日の注意点
ヒナをお迎えした初日は、どのようなことに注意すればいいのでしょう。
ここでは、ヒナをお迎えした初日の注意点を紹介します。
給餌以外はそっとしておく
ヒナは体力がないうえ、移動や環境が変わったことで疲れています。
ヒナが可愛いのはわかりますが、飼い主さんがあまり構ってしまうと、余計に疲れて体調を崩してしまうことがあります。
お迎え初日にヒナを飼育ケースから出すのは、給餌など必要最低限にとどめましょう。
暖かいおうちで、ゆっくり寝かせてね!
寒暖差を極力作らない
移動中や飼育ケースへの移動、給餌の際などは寒暖差ができやすいため注意が必要です。
インコのヒナは寒暖差に弱いため、できるだけ一定の温度を保つ必要があります。
移動の際は毛布や湯たんぽなどで保温をする、飼育ケースから出すときは、室内も近い温度にするなど、ヒナのうちは温度管理を徹底しましょう。
まだ自分で体温調節のできないぼくたちにとって、寒暖差はすごく体力を消耗しちゃうんだ!
箱から出ない場合は早めに暖かい場所に移動する
ペットショップやブリーダーなどからお迎えした場合、ヒナは簡易な段ボール箱に入れられるのが一般的です。
家につき箱を開けても、自ら進んで出てくる子は珍しく、大抵は箱の奥の方でじっとしています。
飼い主さんの中には、無理をさせずに自分から出てくるのをまとうと考える方もいるでしょう。
しかし、その間にもヒナの体温は奪われていきます。
箱から出てこないときは、時間をかけずにそっと暖かな飼育ケースに移動させてあげましょう。
お迎えするお店に、あらかじめ飼育ケースを持参すると、移動させる手間が省けますよ!
ぼくたちにとっては、移動も大冒険なんだ!
ヒナを迎えた当日にすることまとめ
- 最低限必要な飼育グッズを用意する
- 保温を徹底する(30度以下にならないようにする)
- エサは1日3回の給餌が必要
- あまり構わずにそっとしておく
インコは体が丈夫だといわれていますが、それは成鳥になってからの話です。
ヒナは自分でエサを食べれなかったり、体温調節ができなかったりと手間がかかります。
ヒナのお迎えを検討している方は、お迎えしたいヒナの成長具合から、どのくらい世話をする必要があるのかを飼育員に確認し、自分が育てられる子をお迎えしましょう。
成鳥になっていても、ヒナの頃から人間がお世話をしている個体は、しっかり人間に懐いています。
「手乗り」などと記載されていることもあるので、飼育員さんに相談してみてください。